大学で専攻するならこれ!将来役に立つおすすめ心理学3選


人間の一生を学べる発達心理学

発達心理学は人間の一生に注目して心の研究をする学問です。子どもと大人では、身体だけでなく精神面でも違いがあります。「エリクソンの発達段階」という用語は発達心理学を勉強する上で大切な用語になりますが、人には皆健全で幸福な成長をするために「発達段階」によって習得するべき課題があります。この発達段階に応じた課題に沿って成長していく過程を研究するのです。教育関係や育児に携わる仕事をしたい時、自分が子どもを育てたい時に発達心理学は役に立ちます。

社会現象を分析する社会心理学

社会心理学は、人が社会や集団からどのように影響を受けるのかについて研究する学問です。「社会」にはさまざまな定義があります。私たちは国や企業といった大きな「社会」や家族や学校での人間関係のような小さな「社会」に属しています。そして、社会は個人の心理や行動にも大きな影響を与えます。このように、社会によって促される「社会的行動」を研究します。社会心理学を学ぶことによって、少子高齢化・経済格差など世の中の課題となっていることを知り、問題解決に繋がる思考を養うことができます。

カウンセリングで患者をケアする臨床心理学

臨床心理学は、カウンセリングや心理療法を通してクライアントが抱える精神的な問題を解決することを目的とした学問です。カウンセラーや、心の専門家である臨床心理士の資格を取りたい人は必修科目です。技術を用いてクライアントと直接対話して問題解決に繋げていくという考え方なので、心理学の中でもより実践的な学問です。精神疾患や、心の問題を抱える可能性は誰にでもあります。臨床心理学を学ぶことは、精神的な問題を抱えている人の役に立つ仕事をする上で有用なだけでなく、自分の心の健康を守ることにも繋がります。

心理学は科学的手法で研究する心と体の学問です。心理学の大学では、さらに学問を探求することが可能です。